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- Kindle、Sony Reader、iPad……:米国の電子書籍周辺事情を整理する(前編) (1/2) - ITmedia eBook USER (via pdl2h)
このKindleが利用するネットワークの仕組みは「Whispernet」と呼ばれ、米Sprint Nextelの回線を利用してデータ転送を行っており(現行のKindle 3ではAT&Tのネットワークを利用している)、Kindleユーザーはこのネットワークを無料で利用できる。Kindleには簡易Webブラウザが搭載されており、これを利用して簡単な調べ物を行うことも可能だ。eBook/電子書籍個々のデータは非常に小さいため、回線負荷をほとんどかけないことから可能な仕組みだ。
Whispernetのメリットは、こういったコンテンツのダウンロードやWebでの調べ物、ブックマーク(しおり)の同期もさることながら、新聞や雑誌など定期刊行物を“購読”することで、最新号をユーザーが意識せずに利用できる点だ。通信機能のないSony Readerではこういったサブスクリプションによる自動更新の仕組みがないため、「手軽で最新のコンテンツをどこでも」という意味ではKindleのほうが使いやすいことになる。実際にこういった機能を好む利用者が多かったのか、シェアとしては後発にあたるKindleのほうが高くなり、2009年時点でのシェアはKindleが6~7割という状態であった。後にSonyもKindle対抗となる「Daily Edition」をリリースしており、従来モデルになかったネットワーク通信機能を装備した。
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