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Channel: Peckori Detuned.
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"私は以前地方都市の山の手(特定の地名ではありません)に住んでいました。ここの素晴らしさはなんといっても街を見下ろす事ができる風景でした。同級生だったIさんの家は、最も景色が綺麗な東端に家を構えていました..."

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“私は以前地方都市の山の手(特定の地名ではありません)に住んでいました。
ここの素晴らしさはなんといっても街を見下ろす事ができる風景でした。

同級生だったIさんの家は、最も景色が綺麗な東端に家を構えていました。
近所の人がI家に集まって夜景を見ながらのバーベキューなどがさかんに行われていました。
そんなわけでI家の人たちは近所の人たちからも愛されていましたし、実際いい人たちでした。

ところが数年前、空き地だったI家の前に家が建つことになりました。
狭い土地に無理やり家を建てたのです。
建主は若い夫婦でした。
最初は平屋だと聞いていたのに、結果的に建てられた家は3階建て。
I家からの景色はその3階建ての家に遮られてしまいました。

私はその家が建った頃、父の仕事の関係で上京してしまい、その土地から離れました。


数年後、就職した私は同窓会があるというので久しぶりに地方都市を訪れました。
そこで数年ぶりにあった同じ山の手に住んでいた友人から大変ショックな話を聞かされました。

私たちが引っ越した後、若夫婦とI家は表向きは平穏に過ごしていたそうです。
車の止め方などをめぐって若夫婦と近隣住民でトラブルもあったそうですが・・・。
ところが一年くらい建ってから奥さんのほうが急に実家に戻り、精神科に入れられたというのです。
奥さんが漏らしたところによると
「常に誰かに覗かれている」
「話を聞かれている」
「家のどこからか話し声が聞こえる」
と、まさに統合失調症の症状だったそうです。
そして旦那さんもすぐに家を取り壊して引越し、空き地は元のように更地になったと・・・。

話をしてくれた子に
「まさかI家の人たちの嫌がらせなの?」
と聞くと首を振ります。しつこく聞いたら渋々
「実は近所ぐるみだったらしいよ」と。
あの若夫婦の奥さんは本当は正常なのに、間違った診断で
精神科に入れられちゃったと思う、と。

渋る友人をたきつけて、元実家近くに連れて行ってもらいました。
I家はまだあり、電気が煌々とついていました。
向かいの土地は草がぼうぼうになっていましたが景色は昔と変わらず綺麗でした。
そこを離れる時友人が
「私のお母さんも・・・関わってたんなら怖い・・・」
と呟いていました。

今でもI家と近隣住民は夜景を見ながらしばしば焼肉をしているらしいです。”

- 週刊弐式(ry  【】“家”にまつわる怖い話聞かせて!二軒目【】 (via kazukij)

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