2010年09月27日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、伊集院光が後輩芸人・5番6番の樋口和之とHalo: Reachをプレイした時のことを語っていた。
「Haloっていうマイクロソフトの看板ゲームがあるんです。映画みたいなグラフィックで、惑星Haloでの地球人とエイリアンとの大戦争ですよ。1人称目線で、自分の見たまんまの目線でのシューティングゲームですよ」
「色んな武器があって、遠距離用のライフルや、近距離のマシンガンとかもあるんです。何がスゴイって、16人でネットで繋いで、ドンパチができるんですよ。その面白さをオテンキに教えてね。とにかく、大勢でいやるのが面白いんです」
「ちょっと教えると、段々上手になってくるから、調子に乗るんですよ。才能があるんじゃないかって、勘違いするんです。それで、対戦をするんですけど、3体くらい自分の命があるうちで、俺の1体を倒したりするんです。『今日ハジメてこれだから、相当俺たちは強いんじゃないか』とかって思うんですよ」
「ちょうどそこに、5番6番の樋口がゲームをやってて、フレンド登録しているからそれが分かったんですよ。この樋口ってのは、本当にゲームが上手いんですよ。外国の強者とかとフレンド登録をしていて、樋口が戦場に入ってくると、外国人たちがちょっとざわめく感じなんです」
「ただ、お笑いの上下関係で、接待プレイとかをするんですよね。だけど、その接待がヘタで、明らかにワザとやられたりするんですよ。そのプレイにはちょっと引いたりしてたんですけど、オテンキとかに調子に乗るなってことを教えてやるために、樋口を誘ったんですよ」
「だけど、オテンキとかは樋口の後輩だと思うのに、オテンキのノリが変なところに投げた手榴弾に当たりに行ったりしてるんですよ。『初めてなの?初めてでその投げ方は、勘がよろしい』とかってやってるの。『違うんだよ、樋口。オテンキにHaloの厳しさを教えたいんだよ』って言ってね」
「それで、ちょっと込み入った話になりますけど、5番6番は解散したんですよ。それで、相方の猿橋英之くんは構成作家になって、樋口くんは業界から離れるってウワサがあって。樋口くんにプレイしながら『どうするの?今後』って話しかけたんですよ」
「そうしたら、『その件なんですけど…』って話ながら、周りにいるエイリアンをバッタバッタとやっつけてるんですよ。それが出来るんなら、オテンキの連中にやられてないですよね」
「樋口は『ゲームが好きなんで、なんでも良いからゲーム業界に入りたいんです。でも、機会が無くて…少しでもそのきっかけが掴めたら良いんですけど…』って言ってたんですよ。あと、『マイクロソフトの社員さんとかもフレンド登録しているから、話しかけようとしているけど、戦場で話しかけるのは悪いって思って、なかなかできていない』って言ってたんです」
「その間にも、オテンキのノリが後ろからそーっと狙ってきたりしてても、樋口君は振り向きざまにノリのこめかみを打ち抜いたりしているんです。それで、『許されるのならば、ファミ通で働きたいんです』って言うんですよ。『アルバイトでも何でも良いんで、一から頑張りたい』って言うんです」
「だから、『樋口くんは命が1つ。俺とオテンキは3個ずつ。それで対戦して、樋口くんが最後まで生き残っていたら、コネは無いけど、編集長・カミカゼ長田さんがコラムの担当で、連絡がきたときに打ち合わせに同席させてやることはできるよ』って話したんですよ。会ってどうなるかは、樋口くんの力量だから。ただ、会わせることだけはできるかもしれないよって」
「そうしたら、『僕がやる気あるところを見せたいんで、みなさんは命5個で良いです。しかも、3対1のチーム戦、時間制限も設けて良いです。15分以内で』って言うんですよ。それで戦闘開始ですよ。アイツにとっては、人生の賭ったゲームですよ」
「始まって4分かな。俺たちの遺体が15体。樋口君は、惑星Haloの地理を完璧に把握しているから、手榴弾とライフルを使ってあっという間だったね。…凄かったな。あいつ、完全に額の中心を仕留めてくるから。今週、どこかでカミカゼ長田さんと会わせることになりましたよ」と語っていた。
”- 伊集院光「Haloの天才のスゴさ」 | 世界は数字で出来ている (via uessai-text)