ハリウッドが自信を持って放つアクションホラー3D映画『ピラニア』(PIRANHA)。すでに欧米やアジア諸国で上映されているものの、なぜか日本では公開されていないし、公開予定も未定となっている。
実際にこの映画を見た日本人がいるならば、「日本で公開できないだろ常識的に考えて」と思ったに違いない。あの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にドク役で出演したクリストファー・ロイドが出演している点以外、褒めるところが一切ないのである。褒めるどころか、こんな映画を日本で上映したら3D映画に足を運ぶ日本人が激減するのは間違いない。
・グロすぎる
内容の50パーセントがグロで、人肉や血しぶきがスクリーンに映し出される。ホラー的なグロさではなく、人間の身体が砕け散ったり、ちぎれたり、噴き出したり、とにかく色々と人間がばらばらになって血だらけになるのだ。
・エロすぎる
内容の50パーセントがエロである。官能的なエロは芸術にもなろうが、この映画のエロは下品極まりなく、アメリカの不良どもが下品なエロに夢中になっている様子が描写されているだけ。全裸の女性が湖で泳ぐシーンはモザイクをいっさい使わず、見ている観客のほうが恥ずかしくなるくらいあらゆる部分がオッピロゲ状態で映されている。しかも下品にだ!「ほらここ3Dメガネで見ろ! 見てくれよ! どうだすごいだろう!? ウヒョヒョ♪」という製作者の声が聞こえてきそうである。製作者はハリウッドという看板を背負いつつ、3Dでアダルトビデオを作りたかったのだろう。そうとしか考えられない。
・オチがない
『ピラニア』は、湖に古代のピラニアが入り込み、泳ぐ人たちを殺しまくるという映画なのだが、結局、オチがないまま解決もせずに終わる。しかも、こういうどうしょうもない映画にアリガチな「最後にチョット驚かせるシーン」をつけて、結局どうなったのかわからない終わり方をしている。どうなっても気にならないので続編は作らないで欲しい。
・展開が陳腐
展開があまりに陳腐。エロの次はグロ、グロの次はエロ、エロの次はグロ、そして今度はエロとグロ。そんな流れで内容がスカスカな展開が延々と続く。しかも飛び出すのは女性と魚のみ! なんというひどさ!
・出演者がヘボい
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にドク役で出演したクリストファー・ロイド以外、誰が誰だかわからない。もちろん誰が出演していたとしてもその俳優たちに味があればいいのだが、みんな薄っぺらいギャラが少ない俳優だけを選んだかのようなキャスティング。3Dで飛び出して見えるように、胸が大きい女性だけを集めたとしか思えない。
ハッキリ言って、『ピラニア』はハリウッドが巨額をかけて作ったアダルト3D映画である。飛び出して見えるのは女性の裸体とピラニアのみ。中高生が「胸が3Dで飛び出たらすごくね!? 見てみたいと思わね?」と思って実際に作ってしまったかのような映画だ。なので、もし日本で公開されても彼女と観にいかないほうがいいだろう。どんなに仲良しの恋人同士だったとしても、観ていて不快になるのは間違いない。ちなみに欧米では18禁で上映されている。
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とあるハリウッド3D映画が日本で公開されない理由「史上最悪の下品3D映画です」 – ロケットニュース24(β)
ということで、さっそく調べてみた。
あまりに素晴らしい内容だったので、切るに切れず全文quote。
(via writerman-js)