問題になっているのは、アグネスさんの事務所が取扱を行っていた健康食品『五色霊芝』(ごしょくれいし)と『パワーストーン』だ。『五色霊芝』は「病気が治る」として20万円の高額で販売。『パワーストーン』は風水の効果で運気が上昇するとうたっていた。
しかし、これらの効能には何の根拠もないため、大槻教授が『オカルト商法』、『霊感商法』と指摘した。さらに薬事法に抵触する可能性が出てきたために、商品はサイトから削除されたのだ。
この件についてアグネスさんは『Twitter』で弁明し、商品サイト『Chan’s』に「誤解やあらぬ疑念を生む結果となり、皆様に多大なご心配をおかけすることになりました」と、お詫びの文章を掲載している。
いったん事態は収束したかに見えた。ところが8月30日、大槻教授はまたしてもアグネスさんについての記事を投稿。『アグネス チャンの謎』と題して、彼女が「誤解を与えた」と言い訳している点を指摘し、痛烈に批判したのだ。教授は購入者に対して、損害賠償や慰謝料が必要であるとし、厚生労働省への説明責任も問われると語っている。この指摘に対してインターネットユーザーは、次のように意見を書き込みしている。
「完全に詰んでるやん。アグネスさん」
「敵から塩まで頂いちゃって…立つ瀬ないな、アグネスw」
「大槻よ、こんなときこそ燃えてくれよ」
「大槻教授かっけえ」
「だがちょっと待って欲しい。今回の事件でショックを受けたアグネスにパワーストーンを与えて、
アグネスが元気になれば、パワーストーンの力も証明でき、アグネスも堂々とパワーストーンの販売ができるのではないか」
「アグネスに長年抱いていたそこはかとない違和感が、一気に可視化されていっている」
「おらは薬剤師だが霊芝の薬効や作用機序なんてしらんwアグネスおしえてくれw」
……など、多くのユーザーが大槻教授に賛同する意見を示しているようだ。
アグネスさんの今後の対応が注目される。このまま言い逃れはできないだろう。なお大槻教授はこの日の投稿の最後に、今回の件についてインターネットユーザーにとても重大な注意をうながしている。
それは、アグネスさんの批判に乗じて、民族差別・女性差別的な言葉が横行(おうこう)している点についてだ。「この成熟した社会だからこそ、この種の霊感商法批判も自由にできるのだが、それを逆用して差別的言動をするのは許せない」として、インターネットユーザーのモラルについても注意している。
アグネスさんが批判されるのは仕方のないことだが、それに乗じて民族や性別を侮辱するような発言が書き込みされているからだと思われる。はたしてこの問題はどういう結末を迎えるのだろうか?「知らなかった」や「誤解を与えてごめんなさい」という言葉だけで済むならば、世の中は怪しい商品だらけになってしまうと思うが……。
”- アグネスの言い訳に大槻教授激怒!「霊感商品を買った人にどう謝罪するのか?」(ロケットニュース24) - エキサイトニュース (via petapeta) (via tetsuharu)