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- [ITpro EXPO 2010]「紙メディア用データは紙以外の用途としては資産価値なし」—-クロスデザイン黒須代表取締役:ITpro (via macforest)
黒須氏は現在の書籍・雑誌の制作体制を「一つのメディアに特化した体制になっている」と説明する。これは紙媒体に特化している状況を指しており、作ったデータも当然ながら紙媒体専用になる。これを多メディア展開するには、「おでん(紙媒体用に加工したデータ)ではなく生の状態で大根を情報管理する」ことが重要であると述べる(写真3)。生の状態でコンテンツを管理することで、紙やデジタルメディアなど様々なアウトプット先に対応できる。
例えば紙用に加工された写真の場合、その色空間はCMYKで表現される。だがデジタルメディアはRGBだ。CMYKとRGBではその色域に差がある。RGBの方が色域が広い(写真4)。たとえ話だけでなく、こうしたデータに基づいた例を挙げつつ、「多メディア時代の情報管理」のあり方として、コンテンツとデザインの分離を提案。「コンテンツはできるだけプレーンな状態で管理すること」と「各デバイス用の受け皿(アプリやブラウザー)に対して汎用性の高いデータ(XMLやHTML)を送る」ことで「情報が本当の資産になる」とした。
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