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- 8月15日 | 田原総一朗 公式ブログ (via peperon999, 0x0c2)
また8月15日がやってくる。
1945年8月15日、これが僕の原点である。
僕は小学校の5年生だった。
5年生の1学期まで先生や校長先生や偉い人は皆、
「この戦争は侵略国、米英に対する正義の戦いである」
と毎日のように強調し、
「君らは、天皇陛下の為に死ね。大東亜共栄圏の捨石になれ」
と教えられた。
ところが、夏休みに戦争に負けた。
すると、同じ先生達が2学期には
「日本の戦争は侵略戦争だ。戦争を起こした人間達は犯罪者だ」
と一説した。
価値観が180度変わったのである。
先生に
「5年生の1学期まであの戦争は正義の戦争だったのではないか」
と言うと、先生は
「そんな事は絶対口にするな。日本は悪い国なのだ、そう思わないと君らの人生はないぞ」
と言われた。
この時から
「偉い人の言う事は信用できない、
特に偉い人が大きな声で言う事は信用できない、
世の中の常識は信用できない」
と思うようになった。
これが僕の原点だ。
その事が、僕がジャーナリストとしての
道を選んだ要因になっていると思う。
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