Computer: 「よろしい、市民。 ところで、コンピュータはトラブルシューター達の力量をよく勘案 し、十分な装備を与え、適切なミッションを与えます。ですから、 トラブルシューターがミッションに失敗することはあり得ません」
PC: ううむ、本当ですか?
Computer: 「コンピュータがそう言うのです。疑うのですか?」
PC: い、いえ、とんでもない
Computer: 「よろしい、市民。ですから、トラブルシューター達がミッションに 失敗したとしたら、それは彼等が反逆者だったということです。よ ろしいですね?」
PC: あのう、私はミッションを受けることを辞退したく思うのですが…
Computer: 「市民、コンピュータに奉仕することは市民の幸福です。これを幸福 に思わないということは、反逆者である明白な証拠です。 さて市民、あなたは喜んでミッションを受けますか?」
PC: も、もちろんです。いかなるミッションでも命じてください。コンピ ュータに奉仕することは私の大いなる喜びです。
Computer: 「しかし、ミッションに失敗したとしても、逃げ道はあります」
PC: ぜ、ぜひそれを教えてください
Computer: 「パーティの中に一人反逆者がいたとすると、彼一人が様々な破壊 工作を行い、ミッションの達成を妨害するでしょう」
PC: なるほど。そうでしょうね。
Computer: 「まだ気付きませんか? 任務に失敗して帰還してきた時点で、パーティの中に誰も反逆者が 見つかっていなかった場合と、誰か一人が反逆者だと明らかになっ ていた場合を比べてみなさい」
PC: あ?
Computer: 「そう。一人反逆者が明らかになっていれば、全てを彼の責任にでき ます。 もっとも、あらゆる失敗を一人のせいにするのは無理な場合も多い ので、反逆者の数が多ければ多いほど説得力が出るでしょう。逆に 言うと、あなたも他のPCからはそうした“スケープゴート”候補と いう目で見られているわけですが」
”- 『パラノイア』紹介 (via otsune)