ロシアの雑誌にのってた話。ソビエト時代のプロパガンダっぽい話でもあるんだが。
独ソ戦末期にソビエト軍がどんどん反撃して、ついにレニングラードがもうすぐ包囲が解かれる直前になったころ。
あるソビエト軍の大隊でその大隊の隊長さんの士官さんとソビエトならではの政治士官が大隊全員を並べて士気を鼓舞するため演説していた。
まぁお決まりのスターリン賛美とかいろいろ政治士官が語り最後に「レニングラードを故郷とするものはわが大隊にいるか?」と聞いたら数人が手を上げた。
そしてその数人は「政治士官殿!!!故郷を取り返す戦いにぜひ先頭に立たせてください!!!」とみんなドイツ軍に対する恨みはすごいものでその数人の士気はもうヒートアップ。
すると政治士官は喜ぶと思ったら「それは隊長が決めることであって貴様ら下っ端がいうことではない!!!!貴様らのような奴らは罰として後方で別の作業を割り当てる!!!」と怒られてしまった。
隊長がその後に「彼らの士気を無駄にすることはありますまい。政治士官殿」といったら政治士官は「レニングラードがでれだけ酷い状況かは知っているだろう?
これ以上レニングラードの人民は死ぬ必要はない。彼らの家族が生きているかはわからないができることなら生きて再会してほしいではないか。」
と政治士官が言ったので隊長も感動したそうです。こわもての政治士官だったそうでそういう一面をはじめてみたそうです。
後日談みたいなのがあってそのレニングラード出身の兵士たちが政治士官に直談判するのは怖すぎるので隊長のところにいって
「戦わせてください!!!政治士官殿に口添えしてください!!!」と頼まれたので隊長さんが先ほどの政治士官の言葉を兵士たちに伝えると兵士たちは感激して、
その足で政治士官の所へお礼にいきました。すると政治士官は顔を真っ赤にして怒って隊長のところに怒鳴り込んできたそうです。
「兵士たちに私の本音のそのまま伝えたら最初に怒った意味がないだろうに!!!!私が甘い人間と思われるだろう!!!!」みたいなことを散々言われたそうですwwww
いまでいうツンデレなんだなwww
”- 戦時中、戦場でほのぼのとした話@軍事板 軍隊・自衛隊・組織 (via petapeta)