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- 四コマ漫画の巨匠・植田まさしを読み解く! 来るべき植田まさし批評のために 文=ばるぼら - WEBスナイパー (via saitamanodoruji)
巨匠もはじめはページの穴埋め扱いだったのである。そしてこのあと5年以上、『週刊漫画TIMES』には本誌・別冊・増刊のどれにも掲載されていない(他の雑誌に掲載されてるのかもしれないが未発見)。当時の植田は実家住まいで、生活費も塾講師として稼げていたため、漫画家一本に絞る理由がなかった。漫画家になるきっかけは70年代後半、30歳が近づき、親戚から「そろそろ身を固めろ」という声がうるさくなってきたことだ。
ようやく決心を固めた植田は、1976年11月、御茶ノ水に仕事場を借り、本格的に漫画家として活動を開始した。“植田まさし”のペンネームはこの時から名乗りだしたものである。三菱トラックのディーラー用パンフのカット描きなど、イラストの仕事もこなしながら、1979年、ついに「フリテンくん」の連載が決定。その軽妙なネタと質の高さで麻雀漫画に新風を巻き起こし、瞬く間に売れっ子への階段を駆け上がっていく。
”- 四コマ漫画の巨匠・植田まさしを読み解く! 来るべき植田まさし批評のために 文=ばるぼら - WEBスナイパー (via saitamanodoruji)