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- 日本酒に被せ見る日本のゲーム業界 - ゼペットの休日 (via atorioum)
アルコール添加のきつい酒をメーカーのネームバリューや宣伝の勢いで売って飲まして酒嫌いを増やしてたかつての日本酒産業。しかし、制度の改革や、酒屋・飲み屋さんとの連携強化で確実にいい酒は残りファンに伝わるようになった。
昨今「これをゲームとして売るの?」ってニュースを見るに、上記の前者のような懸念を覚えずにいられないのと、
山岡さんも「文化の破壊だ」という形容をしてましたが、ゲーム嫌いな人を増やしたら、日本でまともな日本酒を造れなかった、売れなかった時代と同様、ゲーム業界も暗黒時代になっちゃうじゃーないですかって話です。
大手の日本酒メーカーの酒造りの関係者は、酒に含まれる成分が法律で規定されてる水準を最低限超えつつ、低コストで大量に作れることに注力し、そして飲まなかったんじゃないかと思います。
いわゆる地酒にはディレクター(杜氏という)がいて、味の善し悪しのため、神経の全てをその年収穫された米から一滴の酒になるまで厳しく責任監修するわけですが、前述の大手メーカーでの成分の基準値だけ見る仕事と、杜氏さんが精魂込めて酒造りをすることくらいの差が、昨今のゲーム業界にもあるんじゃないかと、最近のゲーム動画を見ててちょっと思いました。
そして20年前の日本酒の改革同様、ゲームを含めコンテンツビジネスはデジタル配信などの超改革の真っ最中。
いずれにせよ、地酒の杜氏のように隙のない姿勢で臨まざるを得ないのと、そうした姿勢が実った例がゲーム業界よりよほど暗黒だった業界から出ていることは励みになるなぁ、と思ったという話でした。
”- 日本酒に被せ見る日本のゲーム業界 - ゼペットの休日 (via atorioum)