そして、「腐敗認識指数」の低い国は、必ずしも行政サービスがいいわけではない。3位のスウェーン在住の人のブログより。
こちらで最も閉口させられるのは公務員関係の仕事の遅さといい加減さ。住民登 録、福祉局登録、IDカード登録などの業務は、はずれの担当官(不親切な人)を引くと、いつまでたっても許可されない、あるいは遂に登録されない,なんて ことが起こりうる。メールで問い合わせても返事が来ないのはあたりまえ。電話で問い合わせても、5分や10分待たされるのは当たり前。やっと出たと思った ら、ワークシェアが著しいので,別部署に回されて,また待たされる、なんてことはしょっちゅう。これでは英語すらほとんどできなければ暮らしていくのはホープレスである。
http://plaza.rakuten.co.jp/gaksuzuki34/diary/?act=reswrite&res_wid=200801100241024726&d_date=2007-12-30&d_seq=1&theme_id=42014
さらに2位のデンマーク在住の人のブログより。
さっそくその担当者にメールを出したところ、
「その件に関しては複雑なので、メールでは説明できません。
電話で問い合わせてください」
という返事がきた。
電話の受付時間は通常の勤務時間にあたるので、後日 N 氏は仕事を
半日休み、役所に電話をした。その担当者はきちんと質問に答えて
くれたようなのだが、関連する別の質問に関しては
「それは私の担当ではない。こっちに問い合わせてください」
と、別の部署の電話番号を告げられた。
すぐにそちらに電話してみると、その担当者いわく
「えーと、その件については電話では答えられません。メールで回答
したいと思いますので、詳細をメールしてもらえますか」
・・・役所に出向けばメールしろと言われ、メールすれば電話しろと
言われ、電話すればメールしろと言われる。
ああ、お役所って・・・・・・・・・と、またしても思った出来事でした。
日本でも「お役所仕事」は不愉快にさせられるが、これらは「日本では有り得ない」レベルの話で、行政サービスの水準と行政の腐敗度は別次元のものとして理解すべきなのだろう。むしろ行政職員が個々の住民に懇切丁寧に対応しようとすれば、インフォーマルな権力が拡大し、腐敗の温床になる可能性もあると考えたほうがよい。
”- ますますわからなくなってくる - dongfang99の日記 (via ginzuna)