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Channel: Peckori Detuned.
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"ところが勝間和代が暗に発したメーセージとは次のようなものだった。ネットの世界で認められたので、ネットよりも「階級」が上、つまりテレビの世界からもお呼がかかったし、政府の政策審議会などのより「権威」のある..."

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ところが勝間和代が暗に発したメーセージとは次のようなものだった。ネットの世界で認められたので、ネットよりも「階級」が上、つまりテレビの世界からもお呼がかかったし、政府の政策審議会などのより「権威」のある場に参加する資格を得た。つまりインターネットというのはテレビや政府といったより高い階層の下に位置する下部組織みたいなもので、そこには厳然たるヒエラルキーが存在する。フラットとか自由といったインターネットの世界でとても大切な考え方と真っ向から対立する概念が飛び出してきたのだ。これではまるでインターネットの世界で活動している人たちは、テレビというより位が高いところにいきたくてもいけない2級市民であり、テレビ局がメジャー・リーグだったらインターネットはマイナー・リーグといっているようなものではないか。インターネットというのは多数の欠陥を抱えながら、既存の巨大メディアに対向するべく日々進化している僕たちの民主主義の救世主みたいなものだと思っていたのに、テレビで見える勝間和代の笑顔が僕たちにつきつけた現実は、インターネットというのはテレビ局の下部組織みたいなもので、野球でいえば2軍だということなのだ。テレビ局はインターネットで面白そうな人間を見つけて上の世界であるテレビに、勝間和代のように引き上げてやることはできるけど、その逆はない。テレビの世界で売れなくなったタレントがインターネットの世界に落ちてくることはあっても。インターネットは電波という強固な利権を握ったテレビ局の下だからだ。下級市民だ。

インターネットの住民は勝間和代から暗に発せられるこういった屈辱的なメッセージを無意識のうちに受け取っていた。だから勝間和代はネットの世界で叩かれるようになるだろうなと、僕は思っていた。そしてAmazonレビューの数々のコメントを見たとき、やっぱり僕の仮説は正しかったのだなと思った。



- 勝間和代がネットで叩かれるようになった本当の理由とネット・メディアの未来 - 金融日記 - BLOGOS(ブロゴス) - livedoor ニュース (via ittm)

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