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2003年2月4日 綺麗な女たちのサイクル
よく銀座に行くのだが, 銀座の街を歩いている女たちは, 何というか, かわいくない.
綺麗でもない. 中年の厚化粧のおばさんが多いし, 赤や黄色や緑の派手なコートを着ているセンスの悪い女も多いし,
観光のアジア人も多いし(絶対ファッションに気遣かっていない), 若い女でもほとんどが地味に化粧が濃過ぎ(地味な色を厚塗りという意味)である.
しかし, 銀座でも, ここだけはかわいくて綺麗な女が集まる, という場所がある.
それはYAMAHA楽器の地下一階, 楽譜・音楽書売り場だ. 今まで何度となく行ったが,
必ずと言っていいほど, 綺麗な女が2, 3人いる. 4, 5人よりももっと多いときもある.
そして必ず何かの楽譜を読み漁っている. 音楽書ではなく, 楽譜. ピアノの先生か,
フルート奏者か, 色々いるだろうが, 決して趣味で音楽をやっているとは思い難い.
つまり音楽で金を稼いで仕事をしている人たちだと思われる, 根拠はない, 顔が何となくそう見える.
俺が高校生の頃, 音楽科で女の実習生が来ていたが, その人も恐ろしく綺麗だった.
そして, 何というかその実習生の顔のタイプは, 何かと音楽に縁があるというか,
音楽に携わっていることが多い(ような気が俺はする). つまり, その実習生みたいな綺麗な女の子が,
銀座のYAMAHAの地下にはよく来るわけだ(笑). しかも, こういう綺麗な女の子が,
「その上, ピアノを弾ける(あるいはどんな楽器でも)」と, 加えてエロチックに見える.
エロチックと言っても, 生殖としてのエロチックではなく, むしろその反対で,
ダンスをしている女に感じるようなエロチックさだ. どうしてそういう女が銀座にいるのだろう?というようなことを大越氏に持ちかけたら,
こういう話になった. つまり, 綺麗な女とは, ある程度金を持っている男にだけ,
得る資格がある. もちろん金を持っているだけでは駄目だ, 例えば音楽観でもそうだろう,
知性は必要なわけ. ある程度音楽を知っている女は決して, 知性のない駄目な男に付いていったりしないのだから.
そういう男とその綺麗な女が結ばれて出来た子供らは, 彼女らが大人になったときでも,
両親が金を持っているから, 銀座で悠々と歩いていても不思議ではない. 綺麗な女の特権は,
その子供にも受け継がれるわけだ. 金もあるので音楽も出来る. 音楽って金がないとはっきり言って楽しめないからね.
音楽は楽しい. 音楽はエロチックだ. エロチックなものに囲まれて, 更に綺麗なんだから,
その子供だって大人になったとき, 金もあり知性もある男たちに言い寄られる.
連鎖なわけ. 音楽に縁のない女って駄目なわけさ. 音楽に縁のない女の子供も結局やっぱり駄目なのよ. ”
- Essey / Tonality a man’s works, atonality child’s dreams. - keiichi isozaki (via nakano)
- Essey / Tonality a man’s works, atonality child’s dreams. - keiichi isozaki (via nakano)