そのまえに西松での裏金問題などについて思い出してください。
小沢一郎は検察の権力の濫用、国策捜査などと批判し、民主党は党を挙げて異口同音に検察批判を繰り返しました。
小沢と結託した鈴木宗男もまた同じでした。
民主党が政権を握った後に検察が起訴見送りの判断をした際に
「検察の捜査によって事実無根、潔白が証明された。」
と、一転して今や検察の判断が絶対なのだから
素人集団である検察審査会はおかしいと主張をしています。
今や小沢一郎は検察が絶対正義で
検察が下した判断が正しいというスタンスで
自身の政治と金問題に対して強弁を続けています。
その小沢と共に検察批判をしていた鈴木宗男が実刑確定で失職する事になります。
小沢一郎にこそこれに対するコメントを求めるべきでしょう。
・民主党の責任
すでに1審2審ともに実刑判決を下され、実刑判決はほぼ免れないであろうという事は以前から指摘されていました。
自民党は与党時代、こうした嫌疑をかかえた人間を国会の委員長ポストにしたことはありません。
自民、公明、共産は倫理性の点から鈴木宗男の外務委員長就任に反対をしていました。
しかし、民主党はこれを数でごり押し、みんなの党も結局は賛成。
横路衆院議長の指名によって外務委員長に就任させました。
こうした倫理上の問題を抱える人間を委員長ポストに就けた
この民主党の責任は問われなければなりません。
・絶対不可避の民主党ブーメラン
今回確定したのは
政治資金規正法違反、議院証言法違反、受託収賄、あっせん収賄
の4件とも有罪という内容です。
ここで民主党公式サイトから引用しましょう。
2002年3月18日の記事です。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=1446より
鈴木宗男議員が１１日に衆議院予算委員会で行った証言が議院証言法違反（偽証罪）にあたるとして最高検察庁検事総長あてに告発状を提出した。
鈴木宗男の有罪確定ニュースが出た直後から
「仙谷が小沢派潰しにやったんだ」
のようなよくわからない陰謀論で現実逃避を図る人がやたらいましたが、このとおり、民主党が告発した内容もきっちり有罪になっているんですよ。
陰謀だのというのであれば、8年前に自分達が投げたブーメランを宗男の代わりに食らう事になります。
そして8年前に自分達が告発し、その裁判を係争中の人間を
自分達で数で押し切って外務委員長にしたのです。
さて、民主党の議員達はどう言い訳するのでしょうかね？
- パチンコ屋の倒産を応援するブログ : 鈴木宗男の実刑確定について (via itokonnyaku)